イベント・マネジメント

オーストラリアでイベント・マネジメント(MICE・スポーツイベント・フェスティバル運営)を学ぶ場合、Diploma → Advanced Diploma → 学士という3段階の国家資格(AQF)ルートがあります。日本では大学の学部として学ぶことが多い分野ですが、オーストラリアでは1年のDiplomaから職業資格として取得できます。

このページでは、ビクトリア州政府が運営する William Angliss Institute(ウィリアム・アングリス)を例に、資格ルート・2027年度の実際の授業料・入学時期・卒業後の進路までをまとめます。金額は学校の正規料金表にもとづく実額です。

お客様をインスパイアする経験を作り出すこと。正確さと熱意を細部に込めることがイベントを成功に導きます。William Angliss Institute のイベント研修プログラムは業界を代表するものとして多くの賞を獲得しています。

イベント留学で取れる資格と学費

資格期間授業料(合計)到達点・想定ポジション
Diploma of Event Management1年$18,400イベントコーディネーター、運営スタッフ
Advanced Diploma of Event Management1.5年授業料ページ参照イベントマネージャー、学士への編入
Bachelor of Event Management(Diplomaパッケージ)3年$65,600学士号。企画・プロデュース、本社職

※ 1豪ドル=100円で換算すると、Diploma が約184万円、学士が約656万円です(為替により変動します)。全コースの一覧は授業料ページをご確認ください。

どれを選べばよいか

  • 1年で職業資格を取り、現地での就労経験につなげたい → Diploma of Event Management(1年・$18,400)
  • マネジメント側まで学びたい、将来学士に編入したい → Advanced Diploma of Event Management(1.5年)
  • 学位が必要(企画職・本社職・海外でのキャリア形成) → Bachelor of Event Management(3年・$65,600)

Bachelor は Diploma 経由が基本ルート

Bachelor of Event Management は、Diploma of Event Management をパッケージに含めた3年・$65,600が標準の構成です。1年目に職業資格である Diploma を取得し、そのうえで学士課程に進む形になります。

この方式には、途中で進路を変えても Diploma が手元に残る、就労可能な資格を早い段階で持てる、という利点があります。編入の仕組みは進学制度をご確認ください。

実際のイベント運営に関われるのが強み

William Angliss Institute はメルボルンに拠点を置いており、学生が関わることのできる大型イベントが豊富です。学校の提携実績には次のようなイベントが含まれます。

  • メルボルン/シンガポール F1グランプリ
  • World Expo
  • コモンウェルスゲームズ、オリンピック
  • Spring Racing Carnival
  • Melbourne Food and Wine Festival

座学だけでなく実際の運営現場に入れるかどうかは、イベント分野では特に重要です。卒業後のポートフォリオにそのまま書ける経験になります。

入学時期

コース入学月キャンパス
Diploma of Event Management2月・7月メルボルン
Advanced Diploma of Event Management2月・7月メルボルン
Bachelor of Event Management2月・7月メルボルン

日本の3月卒業からもっともつながりやすいのは7月入学です。出願スケジュールの目安は入学時期についてで解説しています。

入学要件|学歴と英語スコア

資格学歴IELTSTOEFL iBT
Diploma/Advanced Diploma高校卒業 または同等(50点以上)6.0(各科目5.0以上)64
Bachelor高校卒業 または Australian Year 12(ATAR/TER 60点以上)6.0(各科目5.5以上)79〜80

PTE Academic、および2024年2月12日以降のCAEも認められています。詳細は入学基準をご確認ください。英語スコアが足りない場合は提携語学学校(15校)の英語コース修了で、IELTSを受験せずに英語要件を満たせます。

授業料以外にかかる費用

イベント分野の実費はユニフォーム代(年間$50〜)が中心で、調理系のように器具代はかかりません。学士課程の場合はテキスト・施設利用料などが年間約$750です。このほかに生活費・滞在費・航空券・留学生健康保険(OSHC)・ビザ申請費用が必要です。個別の総額はお見積りから無料で試算できます。

卒業後の進路

キャリアセンターが在学中のアルバイト探しから卒業後の就職活動まで無料でサポートします(レジュメ・カバーレターの添削、面接練習、キャリア相談、CareerHub による求人配信)。キャンパス内ではリクルートメント・ドライブやスピード・ネットワーキング・ナイトなどの採用イベントも開催されています。

イベント分野の卒業生は、イベント制作会社、ホテルの宴会・MICE部門、スポーツ団体、自治体や観光局のイベント部門などに進みます。ホテル側に関心がある場合はホスピタリティとの組み合わせも検討できます。詳細は就職ページをご覧ください。

よくある質問

イベント業界の経験がなくても入れますか?

Diploma of Event Management は業界経験を前提としません。高校卒業程度の学歴と英語スコアを満たしていれば出願できます。

Diploma と学士、どちらを選ぶべきですか?

現地での就労経験や実務資格が目的なら Diploma(1年・$18,400)で足ります。企画職・本社職や海外でのキャリア形成を視野に入れる場合に Bachelor(3年・$65,600)が選択肢になります。Bachelor は Diploma を含む構成なので、迷う場合はまず Diploma から始めて判断することもできます。

ホスピタリティやツーリズムと組み合わせられますか?

できます。イベント運営はホテルの宴会部門や観光事業と地続きのため、ホスピタリティやツーリズムの資格と組み合わせる方もいます。組み合わせ方は個別にご相談ください。

キャンパスはどこですか?

イベント系コースはメルボルンキャンパスでの開講です。シドニーキャンパスでは調理・製菓系のコースが中心となります。

コース選びや費用の見積もり、語学学校を挟む場合のスケジュールについては、日本語の公式出願窓口で無料相談を受け付けています。カウンセリングの予約はこちら。